作品内容
彼女は、残っている二人を首を振って招き寄せた。女の顔の前へ二人の男が並んで膝で立ち、腰を突き出した。女は突き出されてきたペニスのひとつに、貪るようにして唇をかぶせていった。つづいて彼女は、もう一人の男のペニスを鼻の頭で押し上げておいて、裏側の根元のところから舌を這わせはじめた。四人の男と一人の女の躯は、ひとつにもつれ合ってうごめき、揺れつづけた。それは五人がもつれあっているのではなくて、五つの頭と、五つの胴体と、十本の手足からなる一匹の奇怪な生き物のうごめく姿のようにも、私の眼には見えた。
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