作者: 菜波
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地元商店街の小さな書店で紫亜がバイトを始めたのは、二六歳の初夏だった。失恋が理由で会社を辞めた紫亜はそこで、書店店長となっていた初恋のお兄さんと再会する。鋭い目つきで三白眼の彼は昔から誤解されがちだが、中身はとても優しいと紫亜は知っている。思い出した初恋に、なぜか紫亜は、激しい欲情を内にくすぶらせながら過ごすことに。日々を自慰で誤魔化し続けるがある日…紫亜は亮吾を殴って昏倒させていた。ケダモノのような肉欲に駆られ、意識のない亮吾に跨る紫亜は……。 + 続きを読む
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