作品内容
インテリアデザインの会社を営むベッカは、知人のパーティでかつての恋人、カムに再会した。魅惑的なブルーの瞳、たくましい体は記憶にあるとおりだ。「ずっときみを忘れられずにいた。踊らないか?」深みのある声で誘われ、ベッカは夢見心地で彼の手をとった。欲望が燃えあがるけれど、もう一夜の情熱を求める気持ちはない。「わたしには秘密があるのよ……あなたの知らない秘密が」別れのつもりでしたキスが、深く激しいものに変わる。「きみの秘密を教えてくれ、ベッカ」言えなかった。1歳半になる彼の子供を育てている、などとは。■キャサリン・ガーベラが大胆な筆致で描くミニシリーズ〈大富豪の甘い罠〉の最終話です。かつてはベッドの中だけの関係だった二人。ホットでせつないガーベラの秀作をお楽しみください。
+ 続きを読む