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シークレットモード
愛たっぷりメニューで恋も胃袋もわしづかみ!グルメにこだわるBL特集

生きるための三大欲求のひとつ『食欲』は、『性欲』つまり恋愛と同じく、命と心に欠かせない原動力のひとつ。美味しいものをたらふく食べる男子たちの幸せそうな姿は、見ているこちらの本能までいつの間にか温かく満たしてくれる、いわば至福の世界そのものなのです。思わずお腹が鳴っちゃうくらい魅力的な食べ物と恋愛が描かれたグルメなBL作品を、今回は大プッシュさせていただきます!

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焼けよタン塩!忘れろカロリー!『肉食』な恋バナ花盛り♡

ポイント

はじまりの舞台はゲイ仲間が定例会で集う焼肉屋から。ご覧ください、この圧倒的飯テロ感。
肉の祭典のさなか、鉄網を囲む男子たちの近況報告という名の恋バナが始まります。本日のトップバッターは印刷会社の営業として奮闘する三柴。抜群のセンスを持つ同じ職場の若い職人・白瀬が気になっているけれど、過去のトラウマからありのままの自分をさらけ出すことに抵抗を感じています。お肉で得たカロリーをエネルギッシュに燃焼しながら、お肉への愛を仕事へ昇華していく三柴氏はこんなにも生き生きとしてカッコ良いのに、自己評価低すぎでもどかしい……!
口数少なくミステリアスな白瀬くんへの片恋を、思わず力こぶしを握って応援してしまうのです。食欲とトキメキが一気に襲ってくるこの幸せな一冊を語り尽くすため、誰か焼肉食べに行きませんか~!

 

アラフォー上司とアラサー部下の週末デート。あるあ…いや好きでしょ!?

ポイント

40歳を目前にしたおっとり上司の野末を、アンチエイジングと称して毎週末街へと連れ出す部下の外川。野末が密かに憧れつつも、オジサンな自分をわきまえて諦めていたオサレカフェの映えパンケーキだって、上司と部下の2人で行けばホラ浮かない♪
……かどうかはナゾですが、外川が野末に一途に恋してるのはよーくよく分かります。外川のあの時々辛辣な、でも深~い愛に溢れた眼差しが単なる上司に向けるソレな訳ないってば!早く気付いて野末さん!と焦れ焦れさせられつつも、作中さりげなく登場してくるカフェメニューから野末さんお手製のおうちご飯までが丁寧に描かれているので、どうしてもお腹が空いてきてしまう作品。
あらかじめ美味しい紅茶とケーキを用意した上で、じっくりと楽しんでみてほしい一冊です。

 

禁欲の果てに見つけた恋?アソコもふくらむ危険な美味しさ!

ポイント

サラリーマン苗村は、食事で摂ったカロリーが股間に充填されてしまう特異体質の持ち主。……え?なんて?
思わず二度見するぶっ飛び設定ですが、つまりはこってり系メニューや人気スイーツのような美味しいものを食べるやいなや太る代わりに大事なところが膨らんで、漏れなく変質者扱い確定という悲哀の主人公なのです。これほどまで過酷な運命を背負った受けがあったろうか。全BL界が泣いた。
でもそんな苗村の勃起ピンチに、イケメンスパダリな年下攻め・セレブの滋賀が介抱と称して急接近。ゲイの自覚はなかった苗村ですが、この経験がいつしか忘れられなくなってしまうのです。滋賀さんのプレイのご趣味もなかなかのお点前で最高かよ。シズル感たっぷりのHシーンでは、トロットロになった苗村のハイカロリーが完全燃焼で大満足の一冊です!

 

キミのすべてを満たしてあげる。隠し味はこじらせた片想い

ポイント

故郷を離れ店を出したシェフの悠次。幼馴染で長年の片思い相手である総一と偶然の再会を果たすも、その総一は激務でまともな食事が摂れておらず、明らかにやつれ気味。
好きな人が自分の料理を食べてうっかり泣いちゃったなんて、どんな感情で受け止めればいいシチュなの!?そりゃあもう「早くなんとかしなきゃ」って思いますよね。……例えそこにがっつりと下心があろうとも、思わないわけがない!
幼馴染男子同士のゆる~いボケツッコミのノリと、初恋みたいなキュンキュンラブが具だくさんのミルフィーユみたいに詰め込まれた贅沢な一作。総一が悠次の優しさと手料理にみるみる癒やされたように、読み進めるほど気持ちがリラックスしていく不思議な温かさに満ちています。
続きが気になる方は、刊行中の続編も要チェック。

 

手料理が繋いだ不思議な出会い。餌付け?ほだされ?それとも…恋!?

ポイント

物語の主人公は、人との接触を避けて生きてきた料理好きのリーマン・葉山。天真爛漫な大学生・春に成り行きで手料理を振る舞うことになり、戸惑いつつも満更でもなかったりして……。
しかし筋金入りの陰キャ人生を歩んできた葉山ですから、これまではせっかくの料理の腕を『自炊』にしか活かすことはありませんでした。例え二次元の話であっても、こんなのもったいなさすぎる!つまりは、彼を大事な人と囲む食卓へ引っ張り出してくれた春くんこそ超GJ☆なのです。
ぜひ注目していただきたいのは、自分の心と向き合うようになった葉山の変化と並行して大人びていく春の成長ぶり。恋を自覚した姿はもう野菜嫌いの子供っぽかった彼とは違っていて、キュンときちゃうんだなあこれが。幸せでお腹いっぱいになれそうな、優しいお話を召し上がれ。

 

おかずもキミも美味しくイタダキ♪ドSスパダリのスパイシー愛!

ポイント

実家の惣菜屋で働く太陽は、生来の極端イジメられっ子体質。いつも買い物に来る苦手な先輩とそのイケメン部下・樹のねちっこい視線が気になって、気の休まる暇がありません。樹の策略にハマって『ふわふわ半熟卵のカツ丼』を家に作りに行くハメに陥った太陽。当然食事だけで帰れるはずもなく、あれよという間に美味しく頂かれてしまいます。
強引にベットに放り込まれグッズグズに溶かされてなし崩しにセフレにされてしまった太陽が当初はひたすら気の毒なのですが、何より一番キツいのは身体を弄ばれること自体よりも、なかなか樹の真意が見えないことなんですよね。それだけに、ついにオモチャのような扱いにキレた太陽が逆襲(!?)に出て以降一転した樹の彼氏モードが痛快なのです。
イジメるのも優しくするのも一切手を抜かない樹もまた極端な問題児すぎて、ほんっとキミたちお似合い過ぎますよ!?

 

ウワサの美人に猛アタック!マイペースDKと年上リーマンの凸凹ラブ

ポイント

男性の部下『西田』の外見を絶賛し、食事に招きたいと言う男やもめの父の話を聞いて、恋しているのかと動揺する高校生の武義。渋くて人格者のお父さんが突然そんなこと言い出したら、そりゃ誰しもスペースキャット顔になってしまうというもの。それでもなんとか平常心を取り戻し、得意の料理で力になろうとするなんて理解のありすぎるええ息子や……と思っていたら、おっとり美人と思い込んでた西田のガチギレで物語は急展開!
武義くんたら何その行動力。若さって怖いと情緒が追いつかないままに、序盤から独特の間合いで進むコミカルな世界へと気付けばどっぷり引き込まれてしまっているのです。いっぱい笑って萌えてお腹が空いて、もはやこの作品は読むだけで健康になってしまいそう。
終盤のフードコートのOLさんたちと飲みに行きたいオタクは手を挙げて~ッ! (ハイッ!)

 

心に染みる愛の献立。あなたとずっと一緒にご飯を食べよう。

ポイント

小料理屋を切り盛りする真人こと『まこさん』に懐いた近所の少年・光太。成長しても彼を家族のように慕う気持ちは変わらず、店に出入りしては美味しいご飯を食べさせてもらう毎日でしたが━━。
まこさんが丁寧に作る和のお惣菜ときたら、美味しそうにも程がある! 通い詰める常連さんたちを見ているだけでも、気持ちがほっこり温まり心身が整っていきそう。年上クールビューティまこさんの手料理で育った年下わんこの光太は、そりゃもう胃袋もハートもがっつり掴まれちゃって怖いものナシ。気持ちを自覚したら即アタックあるのみ!なのです。
『大切な人とご飯を食べる』当たり前の日常は健康だけでなく、心の栄養としても欠かせないのだと改めて実感できる物語。続編の「相生結び・続」まで、2人の未来を見届けずにはいられません。嗚呼、どこかにホントにこんなお店ないかしら……!

 
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