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シークレットモード
集え、愛すべき変態たちよ… ぶっ飛んでる系ギャグBL特集

人生山あり、谷あり。人生の谷にぶち当たった時こそ、笑いで暗~い気持ちを吹っ飛ばしましょう! でもどうやって? そこで今回ご紹介したいのが、笑いあり・変態ありのギャグBL作品。登場人物たちはみな変人、やることなすこと全て規格外!? もはや彼らの辞書に「常識」というワードは存在しません。そんな愛すべき変態たちがアナタを笑いと愛で包み込み、きっと元気を授けてくれるはずです。Let's 心のデトックス♪

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いい意味で表紙詐欺!? スパダリ生徒会長が笑いとキュンをお届け?

ポイント

2018年4月のアニメ化も話題となった「魔法少女 俺」の作者・毛魂一直線先生による初のBLコミックス。同作の美麗な表紙からはシリアスな雰囲気さえも感じ取れますが、実際は最初から最後までノンストップオールギャグ!! 表紙につられて購入した人は、きっとこう思うでしょう。あれ? 私ギャグ漫画なんて買ったっけ、と―――(笑)。
そしてその要因となるのが、スパダリ生徒会長・大和御門です。彼は眉目秀麗、成績優秀、大財閥の御曹司というハイスペック男子なのですが、残念なことにナルシスト&天然バカ。やることなすことが全てぶっ飛んでいるうえに、意中の相手・根崎春(♂)のことになると異様な変人ぶりを発揮。春から挨拶されただけで鼻の下は伸びっぱなしだし、彼からもらったものならそれが柿ピーであってもずっと喜んでいられる。そんな大和の真っ直ぐすぎる想いは、笑いと同時に読者をキュンキュンさせてくれるはずです。
ちなみに同作にはエロ要素がほとんどありません。が、2人の後日談を描いた「AFTER EP.」ではちょっとだけそのような雰囲気に? 嗚呼、ここで詳細をお伝えできないのが残念でならない…。

 

これはマジでヤバい。恥殺技で受けのア○ルを守り抜け!

ポイント

『淫戯をつくして真琴をおとし、嫁にした者を次期校長にする』という遺言から全てが始まった、紅蓮ナオミ先生の代表作「まさかの金太狼」。今回ご紹介する作品は、その続編にあたるのですが――。主人公カップルのラブもある、濡れ場だってある。でも相変わらずギャグが凄まじい!!
「金太狼」シリーズといえば事あるごとにモロ出しにされる主人公・小野寺真琴、そんな彼を守ろうと奮闘する真坂金太狼の迷言、そしてその際に放たれる恥技(ちぎ)や恥っ殺技(ちっさつわざ)の数々など…。もちろん続編でも『恥っ殺ポロリ落とし』や『おいなりさん締め』といったおなじみの技が続々と登場するうえ、前作では名前のみだった『股間ドリル』や真琴の恥技『真琴時雨』などもお披露目されます。いったいどんな技なのかはご想像にお任せしますが、とりあえず“恥技”であることは間違いない(笑)。他にも金太狼のいとこ・桃太狼が登場したり、その桃太狼が着る学ランがどう着ても乳首丸出しになる恥ずかしい仕様だったり…。下品なのに思わず笑ってしまうハイセンスなギャグと、野●しん●すけをそのまま大人にしたような世界観が満載♪ これは前作同様、マジでヤバい!

 

モブ人生の打開策として辿り着いた方法は… BL漫画の主人公!?

ポイント

『モブ』……それは主要キャラクターの背景に描かれる、偶然そこに居合わせた人物たち――。本来なら決して日の当たることのない彼らですが、同作ではモブ2人が物語の主人公に。『脱・モブ人生』を目指し、奮闘していきます。とはいえ彼らはどこまでいってもモブ。名前も『モブ山A治』に『モブ谷C郎』と冴えないネーミングだし、目鼻立ちもパッとしない。よく見ると鼻の穴すら省略されていて、イチモツのモザイクもなんだか適当(笑)。しかもそれを本人たちもしっかり自覚しているというから面白い!「…俺ちゃんと肛門ある? 鼻みたいに省略されてるかも…」と半泣きするC郎には、思わず笑っちゃいました。
そしてそんな彼らが辿り着いた先が、BL漫画の主人公のようになること。しかもここまでギャグ一色で来たにも関わらず、ヤる時はしっかりヤるという…。本人たちも己のセクシャリティを捻じ曲げる覚悟で来ているため、これがなかなか頑張るんだ。ギャグの割合の方が圧倒的に高いけど、まぁまぁエロい。そのギャップも見どころの1つかも♪ おまけにこの一件が彼らにとって思わぬ好転となって…? 嗚呼、BLってなんて偉大なんだ!

 

古のスーパー攻め様が織り成すメタ系BLギャグ爆誕!

ポイント

スーパー攻め様たちに美少年が翻弄される物語――。一見聞こえはいいですが、攻め様たちの容姿が何やらおかしい。やたらキリッとしたツリ目ツリ眉はまだいいとして、尋常じゃなくとんがった顎、人並外れた肩幅などなど…。そう、彼らは攻めは攻めでも古の攻め様。主人公の受流(うける)が飛ばされた先は、なんと古き良きBLの世界だったのです。
闇オークションや十字架、鎖に薔薇など、同作にはあの頃のBLを思い起こさせる要素が満載。しかもパースの狂った攻め様たちも非常にバラエティー豊かで、外資系若社長からドS医師、さらには神様と何でも御座れ。彼らが受けを押し倒せばその後ろに都合よくベッドが控えており、彼らがヘリを用意すれば決まってはしごロープで登場し…。そして受けとひと悶着あった後は、みな必ずこう呟くのです。「面白い奴だ」と。“あれ、私この世界観知ってる…”と思った方は、もうそれだけで読む価値アリ♪ なんだったら表紙だけでも面白いはず。しかも攻め様の名前がこれまた癖が強く、達王条宗攻(たちおうじょうそうぜめ)に江栖野毒太(えすのどくた)、デッカマラ・チンポジガ・サダマラーヌって…。フッ、面白い奴だ。

 

イケメンなのに性癖が複雑骨折? 美しくも変態性にまみれた吸血鬼の性

ポイント

血を吸われ、息絶えた人間の姿から始まる同作。その繊細で耽美な絵柄や禍々しい雰囲気からは考えられないと思いますが、実際はシニカルな笑いを誘うダーク(ギャグ)ファンタジーです。というのも全ての元凶は、容姿以外救いようのない吸血鬼・アシュリーの著しい変態性に。口を開けば脳が下半身についているかのような発言を容赦なくかまし、己がホモセクシュアリティに目覚めようものなら従者の女性型人形に“ナニ”をつけることも厭わない性分。そう、とにかく彼は大変な変態。性癖が曲がりに曲がり、複雑骨折しているのです(笑)。
そんなアシュリーの変態性もさることながら、彼の従者・ノエルも見どころの1つ♪ じつは彼こそが女性型から男性型に変えられた人形なのですが、めちゃくちゃ可愛い顔して中身は超ドS。アシュリーの趣味で性格が設定されているにも関わらず、彼を喜ばせたくない一心で別の人を殴っちゃったり、「あー生きすぎて退屈ー」とぼやくアシュリーに対して「死ねばいいのでは」と冷静に返したり(仮にも主なのに)。さすがのアシュリーも怒るかと思いきや、「ノエル!! もっと辛辣に言ってくれ!!」。そういうところだぞアシュリー…。

 

これぞ究極のアホエロコメディ☆ ネコ所望の2人がお隣さん同士になったら…

ポイント

それなりの幸せを掴んで、毎日尻を責めてもらいたい!! そんなアナルさびしんぼう同士のめくるめく(下品な)日常を描いたアホエロコメディ。同作は受け攻め交代制のギャグリバBLなのですが、とにかくメインキャラクターの粕谷(かすや)と葛谷(くずや)がスキモノすぎる! 彼らの頭の中にあることといえば、1にAF、2にAF、3,4もAF…。もうアナルを責めてもらうことしか考えていません(笑)。お団子型のペンを見つければディルド代わりに使おうとするし、夏にはブロックアイスを勃●ちんちん型に彫刻して挿入しようとする。そうそう、夢の触手プレイを目指して未知なる生物の育成を試みたこともありました☆
正直キュンも萌えもなければ、2人が恋仲に発展する気配すらゼロ。やることなすこと全てが下品&アホ丸出しで、時として“よくそんな斜め上の発想に辿り着くな”と思わず感心してしまったり…。例えるなら思春期真っ盛りの男子たちのやり取りをずっと見せられているような気分です。とりあえず同作は、下品・エロ・アホ。そしてクソほど面白い♪ 元気が出ない時は、ぜひ2人のバカバカしい性活で頭を空っぽにしてみては?

 

この恋、ツッコミ不在。忍が領主に恋をする至極のストーカーラブ

ポイント

同作の内容をひと言で表すと、ツッコミ不在のストーカーラブ。ここで言うストーカーとは、表紙に描かれている抜け忍・紅丸のこと。ご覧の通り、美形の忍ですよね? でもその実態は、丹葉国領主・獅之助を勝手に見守る行きすぎた系のストーカー(笑)。天井裏で彼の私生活を覗き見たり、夜中になるとそっと降りてきては獅之助の寝顔を眺めていたり。時に獅之助の使用済褌(ふんどし)を盗み出し、1人で興奮したりすることも…。
せめてストーカーの被害者である獅之助がツッコミを入れてくれればまだいいものを(いいのか?)、彼も彼で生真面目系のアホときた。褌の一件に関してもさすがに呆れるのかと思いきや、「褌がほしいなら新しいのをやるのに…」って問題はきっとそこじゃな~~い!! ただこの2人、意外と恋愛面は純愛。紅丸に至っては確実に変態性を帯びているのに、獅之助の前では途端に恋する乙女状態。獅之助も何も考えてなさそうに見えて、じつは紅丸を気にかけていてなんだか微笑ましい。ゆえに2人の初々しい姿を見ていると、とてもほっこりするんです? ストーカーだけど純愛。純愛だけど変態。この恋、めちゃくちゃ萌える!

 

ダサいDT公務員がイケメンゲイ大生の緊縛絵モデルになった結果…

ポイント

やはり特筆すべきは、何と言っても個性豊かなキャラクターたち♪ たとえば同作の攻め・武蔵は一見ワイルドなイケメンゲイ大生ですが、実は『緊縛された男をすっごくエロく描く絵師』を夢見る筋金入りの緊縛好き。そしてそんな彼の友達・鞠夫(マリオ)はオネェっぽいのに女好きの高身長イケメンで、目的達成のためなら悪魔になることも厭わないエキセントリックな性格です。他にもレズカップルの蘭子と由良など個性の塊みたいなキャラクターが大渋滞を起こす中、特に注目してほしい人物が同作の受け・シチサン(愛称)。彼をひと目見れば、誰もがこう思うでしょう。ダサい… ダサすぎる、と――。
ただこのダサシチサン、物語が進むにつれてめちゃくちゃ変わります! 逆にエロスを感じさせないキャラクターだからこそ、緊縛というアンマッチなシチュエーションが映える☆ 恥じらいで潤んだ瞳、緊縛されたことで急に見せる艶っぽい表情…どれをとってもたまらん。武蔵たちとの出会いによって、彼がどう変わっていくのか。これこそが同作最大の見どころなのです。特にラストのシチサンの表情ときたら…。そりゃあ武蔵もゾックゥゥってなりますわ?

 
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