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領主、蜘蛛、ヤムチャetc…に転生?読んだらハマる異世界転生漫画特集

『転生したらスライムだった件』や『Re:ゼロから始める異世界生活』などが話題を呼び、今や1つのジャンルとして確立されている“異世界転生モノ”。しかーし! 我々が知っている作品は、氷山の一角にすぎず。巷には人ならざる者に転生する作品もあれば、なぜかヤムチャに転生する漫画などが存在するのです。そう、まさにその種類は星の数ほど…。もし1つでも多くの作品に触れたいとあらば、ぜひ本稿を覗いてみるべし。

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種族底辺・メンタル最強女子ですが、何か?

蜘蛛ですが、なにか?

著者:かかし朝浩・原作:馬場 翁・キャラクター原案 :輝竜司

ポイント

ここまで“人”に転生した作品をご紹介してきましたが、必ずしも来世で“人”になれるとは限りません。アニメ化も話題の「蜘蛛ですが、なにか?」はお察しの通り、女子高生が“蜘蛛”に転生するお話。しかも我々が知る蜘蛛のサイズよりもはるかに大きいうえ、生まれ落ちた先は魔物が生息する未曾有の迷宮(ダンジョン)でした。
持ち得る武器は、『人間としての知恵』と『強靭なメンタル』だけ。種族底辺・メンタル最強女子の迷宮サバイバルの行方は…。と、ここまで聞いただけでもなかなか面白そうな設定ではありますが、特に注目してほしいのが“謎のゲーム要素”。敵を倒すごとにレベルアップしていくロールプレイングゲームのように、主人公も熟練度が一定値に達すると(なぜか)スキルアップしていきます。
たとえば酸ダメージを浴びれば『酸耐性レベル』、毒牙を使い続ければ『毒牙レベル』がアップしていき、経験値が一定に達成すると主人公自身もレベルアップするように。徐々に蜘蛛としての人生を受け入れながら、1歩ずつ着実に強くなっていく姿には感動すら覚えるでしょう! そして同時に湧き上がる蜘蛛への愛着。あれ、蜘蛛ってこんなに可愛かったっけ…?

 

“ヤムチャ”なのに戦闘力10,000超え!?

ポイント

領主、ハンター、蜘蛛ときたら… お次は“ヤムチャ”なんていかが? え、もちろんあの「DRAGON BALL(ドラゴンボール)」のヤムチャですよ。
原作者である鳥山明も絶賛したマンガ「DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件」。そもそもヤムチャといえば女の子が苦手で、自分の性格を変えようと悟空達の旅に加わりました。冒険の末に晴れてブルマと結ばれるものの、ベジータが差し向けた栽培マンの自爆攻撃によって命を散らすことに。その後色々あって生き返りますが、残念ながらブルマとは破局。やがて物語の主戦力からは離脱することにはなりますが、主人公・悟空にとっては、親友にして格闘家としてはじめてのライバルでもある、ハンサムで憎めないキャラクターなのです。
ただし同作のヤムチャは一味違う――というのも主人公は、ドラゴンボールワールドを熟知した男子高校生。すべてはブルマと結婚するために…、すべてはヘタレキャラを返上するために…、原作にはない別ルートを選択します。おかげで鬼門の栽培マン戦を乗り切り、サイヤ人戦になる頃には戦闘力10,000超えに!? 『もしヤムチャが別の選択をしていたら…』の答えが如実に描かれているので、ドラゴンボールファンには特におすすめです。

 
ポイント

まずはいまだにブラック企業が蔓延る今だからこそ見てほしい、異世界領地運営ファンタジー「転生領主の優良開拓 ~前世の記憶を生かしてホワイトに努めたら、有能な人材が集まりすぎました~」。読んで字の如く、ブラック企業に勤めていた元社畜転生者が“超絶ホワイト”な領地運営をしていく物語です。
現在ブラック企業(あるいはもどき)に勤めている方はくれぐれもご注意を…。何しろ彼が打ち出す労働環境は、我々の“転職意欲”を掻き立てるものばかり。たとえば労働時間は8~17時(うち昼休み1時間)、休みは週休2日制で残業もなし。おまけにボーナスは年2回、福利厚生も完備されているうえ、昇給は年1回といった好待遇なのです。ここまでくると、もはやお伽噺の領域(笑)。
加えて主人公であり、アーレンツ領の領主でもあるライルの人柄も最&高。さすが元社畜というだけあって、我々労働者のハートを鷲掴むような台詞をバンバン吐きます。中でもおすすめは、「俺は使い殺される人の苦しさを知ってる」「だからそれとは逆に働く人のことを大切にしたい」という言葉。あぁ、全国の社長さんたち、特に全国のブラック企業とその社長さんたちにライルの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい…。

 

う、羨ましすぎる! エルフ嫁との“異世界ラブラブ狩猟ライフ”

ポイント

もし転生した先で“可愛いお嫁さん”をもらったら…。ただし村唯一の狩人で、男より逞しいお嫁さんですけど。
「北海道の現役ハンターが異世界に放り込まれてみた ~エルフ嫁と巡る異世界狩猟ライフ~」の主人公は、北海道で猟師をしている現役ハンター・中島進。狂暴化したヒグマから子どもを助けようとして命を落とし、魔王と勇者がいる異世界に転生されるところから物語は始まります。その先でひょんな理由からエルフとよばれる種族の嫁をもらい、彼女とともに異世界狩猟ライフを送ることに!?
同作の魅力は、猟銃やハンター知識を駆使した巧みな戦術… そして“嫁のサラン”。とにかく彼女が可愛いすぎるのですっ! 可愛いといっても彼女の体格は夫となる進よりも大きく、狂暴なウルフもまとめて倒す村唯一の狩人。しかし頼もしい一方で「可愛い」と褒められると赤くなったり、時にはデレたり…。コロコロ表情の変わるサランは、見ていて全く飽きません。そして狩猟ライフの中には、夫婦水入らずのムフフなシーンも…??
他にも様々なハンター知識や狩猟アイテムもお目見えするので、アウトドアや狩猟に興味がある方にはこのうえない作品かも。

 

突然修行に目覚めた主人公! その“不純な動機”は?

ポイント

修行に励む理由は、人によってぞれぞれ。ヤムチャがヘタレキャラ返上を理由とする一方で、「史上最強オークさんの楽しい異世界ハーレムづくり」の主人公は“女の子からモテたい”一心で修行に明け暮れてました。 元魔王のオークと最強女騎士の息子に転生したにも関わらず、村1番の軟弱者である主人公・オルク。おかげで女の子からは全くモテません。
しかし母親の“ある言葉”で、突如修行に目覚めることに。その言葉とは「オルク、弱ければ一生童貞です。強ければ美女たちと×れます」。な… なんだって?
“俺はモテるために最強になる”。動機こそ不純極まりないですが、修行はまるで地獄の特訓。いや、もはや地獄です。たとえばランニング1つをとっても三日三晩走り続け、“気”の修行ではいきなり腹に穴を空けられて…。でもそれもこれも全てはモテるため。
修行を経て最強の勇者となったところから物語が進んでいくのですが、とにかくこの修行編が面白い! どれほど真剣に修行に取り組んでいても、彼を突き動かす力はいつだって“女の子と×××したい”という邪な欲望。もはやギャグなのか、ガチなのか分からなくなってきます(笑)。性欲って恐ろしい…。

 

隙あらばスカートめくり!? 史上最強で最低の勇者、ココに現る

ポイント

異世界転生モノには『チート能力』がつきもの。「時間停止勇者」の主人公・葛野セカイが持つチート能力はというと、万物の時間を止める『時間停止能力』でした。
SNSが炎上し、絶望した瞬間に転生されたのはゲームの世界。手にはコントローラーが握られており、そのボタンを押すと時間がストップします。しかし無敵の力を得た半面、彼には“謎の制限時間”が。「もしゲームなら0になるまでにクリアしろって事だ」と捉えた彼は、ステージクリアを目指してとにかく敵を斬る! 斬る&時間再生!! そして片っ端から女子のスカートをめくる・めくる・めくる!!!
とにかく女とあらば見境なくスカートをめくり、パンツを下げ…。じっくり観察したらまた元の状態に戻しての繰り返し。中には2ページにも渡り、スカートめくりに徹する描写も見られました(笑)。
たとえ相手が完全武装の姫様でも、彼にとっては敵ではあらず。戦闘力の凄まじい魔法騎士だろうと同じことで、そんな相手には時間停止&強制武装解除(という名の全裸の刑)。もはや最強というより最低な勇者ですが、そこがまた同作の魅力だったりします。果たしてちょいエロ冒険譚の行く末は…。

 

主人公は悪役キャラにして最強の魔法使い、だけど中身は…

オーバーロード

著者:深山フギン・漫画版協力 :大塩哲史・原作:丸山くがね・キャラクター原案:so-bin

ポイント

ゲーム関連でいえば2015年にアニメ化した「オーバーロード」も、仮想現実体感型オンラインゲームの世界に飛ばされてしまう作品。ただし転生先は勇者でも正義の味方でもなく、骸骨姿の悪役キャラにして最強の魔法使い『死の超越者(オーバーロード)』です。
同作の見どころは、何といっても主人公であるアインズ・ウール・ゴウンの桁違いの強さ。先述した通りアインズは最強の魔法使いであり、人間からすれば神に近しいほどの力を有した存在です。その尋常じゃない力をガンガン使い、時に小さな村を救ってみたり秘密結社を退治したり…。おまけに配下のNPC(ノンプレイヤーキャラクター)たちまでも最強で、もはや敵なし。とにかく清々しいほどに無双化しています。
しかし見た目は最強のオーバーロードでも、中身はただの冴えない青年。忠誠を誓うNPC達を失望させないよう完璧な支配者として振る舞うものの、内心はものすごく動揺していたりすることも。NPCたちの前では「今後とも忠義に励め」と威厳を示しているのに、裏で彼らの期待に萎縮する姿には思わずフフッ…。 重厚な世界観でありながら、時にコミカルさも垣間見える同作。アインズ様、さすがです。

 

豊久、信長、与一… 歴戦の英雄たちが集結?

ポイント

最後は、古今東西の英雄が集結する漫画「ドリフターズ」。他の作品と比べて“異世界転生感”はあまり感じられないものの、れっきとした異世界召喚作品なのです。
時は西暦1600年、天下分け目の大戦・関ヶ原の戦い。死地を抜け出した武将・島津豊久は、突然無数の扉がある謎の部屋に辿り着きます。そして突如として、石扉の向こう側へと送り込まれてしまう。その先に待ち受けていたのは、人間と“人ならざる”ものが暮らす異世界で――。
ここまで聞くと島津が異世界に召喚された話なのかと思いますが、実は召喚されているのは彼だけではありません。あの織田信長を始め、平安時代末期の源氏の武将・那須与一、大日本帝国海軍のパイロット・菅野直などなど。歴戦の英雄達がこぞってお目見えする歴史好きにはたまらない作品なのです。しかもキャラもみんな個性的で魅力的! ちなみにイケおじ好きには信長がおすすめ♪
異世界に漂流した偉人たちの共通点は、生死不明のまま消息不明となった人物。そんな彼らのことを『漂流者(ドリフターズ)』と呼び、やがて彼らの国盗り合戦が始まる事態に。様々な偉人たちが集うドリームマッチな世界観は見て損なし。

 
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