2015.3.31発行
勝手に読書
vol,22
高校時代、サエコにフラれたにもかかわらず、サエコのことが忘れられず、いまもサエコに恋をしている爽太。どれだけ苦い想いを味わっても、たとえ報われることがなくても、サエコへの気持ちを失うことだけはできない。諦めるつもりもない。いつかサエコを振り向かせるその日まで、爽太は何度だってサエコに恋をするのだ。
彼女は俺の宝物
▲爽太にとってサエコは、ほかの誰よりもかわいくて、魅力な“妖精さん”。高校に入学して早々一目惚れし、数年後クリスマス前に告白してつきあい始めたつもりだったが!?
二股でもいいんだ
▲つきあっていると思っていたのは爽太だけだった。
サエコ流の理屈に翻弄される爽太。彼氏がいても、いつか自分を好きになってくれる日までそばにいたいと願うものの…。
どれだけ君は俺を
▲帰国後、最愛のサエコと再会し、なんだかいい雰囲気に爽太は浮き立つ気持ちが抑えられない。しかしそんな爽太に、サエコは自分の結婚式用にお菓子を作ってほしいと告げる。
罠を仕掛ける
▲サエコが結婚したとしても、自分がサエコを好きだという気持ちは変わらない。いつか自分を好きになってもらうために、爽太は“悪い男”になることを決意する。
誰かへのどうにもならない気持ちを抱えているのは、爽太に限ったことではなく、誰もが自分の心を捕らえた相手へのままならない想いをかみしめている。恋をする相手も状況も選べない。自分の想いを断ち切る一歩も踏み出せない。自分の心のはずなのに、自分の思うとおりには動かせない。それぞれの気持ちの行方は…。
弟みたいなはずだったのに
▲成長し、大人になって日本に戻ってきた爽太に心を揺り動かされてしまった薫子。だけど、たやすく素直になることはできなくて、時には苛立ちが薫子を襲う。
幸せな恋をしようよ
▲友人の彼氏とつきあっているまつり。罪悪感に苛まれながら、それでも彼と会うことをやめられないでいる。まつりのことが好きなオリヴィエが選んだ行動は――。
片想いサークルの同志
▲片想い相手への想いを捨てられない爽太とえれな。寂しさを埋め合わせるように、ふたりは体を寄せ合うことにする。“正しくない”としても、それが彼らの精一杯だった。
幸せ。本当に?
▲12歳上の夫との一見幸せな毎日の中で、空虚を抱えるサエコ。そんな彼女にとって、爽太の作ったチョコレートは確かな癒しとなっていたが…。
☆チョコレートのように、甘く、そして時にほろ苦い爽太の恋。何度でも何度でもサエコに恋をする爽太の想いの行方は――。恋の酸いも甘いも描きだす傑作恋愛コミック『失恋ショコラティエ』は、ひかりTVブックでCHECK!