2014.06.30発行
勝手に読書
vol,13
民間の科捜研である千代田科学捜査研究所が扱う事件は、警察が対応しないような小さな事案から難事件まで様々。DNA鑑定や画像分析、筆跡鑑定、指紋の採取・照合などなど、科学技術を駆使して証拠から真実を導き出す。それぞれ事情を抱えた依頼者たちは、真実を求めて、民間科捜研の扉をたたくのだ。
▲千代田科学捜査研究所の凄腕調査員である縁。でも、営業もします。
▼父の死は、自殺なのか事故死なのか。真実を知りたい桜子は、偶然知り合った縁のもとを訪れる。
▼“スモーキングガン”とは、銃弾が発射された銃口から煙が立ちのぼる様から「動かぬ証拠」の意。揺るがない確証を求めて、縁たちは調査をする。
▲わずかな手がかりをもとに、縁は“失われた12時間”をたどる。
縁から失われた12時間の記憶。その間に何があったのか、誰が恋人を殺したのか、なぜ自分はエミリを救えなかったのか。どれだけ自問を重ねても、その答えは、縁の中にはない。真相は“失われた12時間”の中に隠されている。しかし、エミリの死の真相を探るうち、思わぬ方向に事態が広がっていくことに――。
▼3年つきあったのち、エミリにプロポーズした縁だったが断られてしまう。「今はダメ」彼女の言葉が持つ意味とは。――事件は数日後に起こった。
▼病院で目を覚ました傷だらけの縁。なぜ自分が傷を負ったのか、縁にはわからない。すでに記憶は失われていた。
▲“記録”は残っているが、“記憶”はよみがえらない。失った時間を抱えて、縁はもがきつづける。その先に未来があると信じて、過去を探っていくしかないのだ。
“失われた12時間”は取り戻せるのか。エミリはなぜ殺されたのか。
謎が深まる「Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁」は、
ひかりTVブックで以下続刊!!