作品内容
■あなたが「余命1年」と宣告されたら…
人は死を目前にして感じる魂の痛みがあります。
それは「身体的苦痛」「経済的苦痛」「社会的苦痛」とは別の、
自分自身の内面に向き合う"人生の意味"を求める心の叫びです。
■魂の痛み=スピリチュアルペインを克服する
患者にとっての最も大きな痛みには、
魂の痛み=スピリチュアルペインというものがあります。
スピリチュアルペインとは、
「死ぬことが怖くて不安でしょうがない」
「孤独でつらい」
「なぜ自分だけこんなつらい苦しみを味わわなければならないのか」
「家族と二度と会えなくなると思うとつらい」
というような、心の内面にそった痛みなのです。
■本書の著者は過去に3度、脳疾患の病気に襲われ、
スピリチュアルペインを感じ、
現在も半身不随の後遺症と闘いながら執筆に臨みました。
実際に終末期医療の現場から
聖路加国際病院のチャプレンのケア現場の話を聞き、
かつて氏が取材して出会った人たちから
スピリチュアルペインを乗り越えていきます。
あなたも人生に一度は必ず抱く魂の痛み、
「いい人生だった」と言える生き方を考えさせられるはずです。
■目次
・魂の痛みに立ち向かう旅へ
第一章 死に直面して初めて気づく魂の痛み
第二章 なぜ人はスピリチュアルペインという痛みを抱くのか?
第三章 スピリチュアルケアに向けての旅
第四章 スピリチュアルケアの現場から心の救いを見つける
第五章 心の安寧と幸福を求めて
・旅の終わりに
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