作品内容
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あなたも新種を発見できる!
ツイッターのタグ「#新種発見のエピソード」に寄せられたお話を中心に、21人の新種発見のエピソードを収録。
発見者は4歳~研究者まで、発見地は南西諸島~北海道まで、時には自宅の駐車場、SNSでも発見!?
多種多様な新種発見談にわくわくが止まらない!
昆虫、クモ、鳥類、貝類、魚類、植物、菌類、古生物など19種の生物が登場。
新種はどこにいる? 学名や記載って何? 記載論文って何が書いてあるの? といった、分類の基礎知識もわかりやすく解説。生物観察の夢が広がり、分類の理解も深まる一冊です。
■内容
新種発見ってなんだ?
学名と和名 / 記載論文徹底解剖 / 新種記載までの道のり
chapter 1 陸地で発見!
新種との出会いは突然に ババハシリグモ
南の島で見つけた宝石 ベニエリルリゴキブリ
アパートの駐車場にいた最強生物 ショウナイチョウメイムシ
光合成も開花もやめた植物 タケシマヤツシロラン
冬虫夏草少年の直感 クサイロコメツキムシタケ
さえずりとDNAの違いが導いた発見 コムシクイ・オオムシクイ・メボソムシクイ
chapter 2 水辺で発見!
4歳児が発見!? ごま粒大の新種 チゴケスベヨコエビ
魚を採ったらくっついていた! オシリカジリムシ
子どもの頃に抱いた“違和感” オオヨツハモガニ
海を越えた連携プレー カクレマンボウ
幻の新種となった深海魚 エピゴヌス・オカモトイ
“ドジョウの泥沼”に踏み込む シノビドジョウ
chapter 3 こんなところで発見!?
60年越しの卵のバトン ムルティフィスウーリトゥス・シモノセキエンシス
後輩に手渡されたエレガントな化石 エゾセラス・エレガンス
大掃除中、標本箱から発見! ニセコウベツブゲンゴロウ・ヒラサワツブゲンゴロウ
「Twitter」という学名を持つダニ チョウシハマベダニ・イワドハマベダニ
憧れのカイガラムシはTwitterにいた アイヌホソカタカイガラムシ
博物館での出会いがきっかけに ダイダイマダラウミヘビ
映画のセリフに隠れていた真実 サザエ
著者対談 / 用語解説
■編者について
馬場 友希(ばば・ゆうき)
1979年福岡県生まれ。
昆虫写真が趣味の父の影響により、幼少のころより生き物に興味を持つ。
2002年九州大学理学部生物学科卒業、2008年東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻博士課程修了。
博士(農学)。国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境研究部門・上級研究員。
福田 宏(ふくだ・ひろし)
1965年山口県生まれ。
物心ついたころから貝類の採集に没頭。
博士(理学)。岡山大学農学部助教授を経て、2007年より岡山大学学術研究院環境生命科学学域(農学系)水系保全学研究室准教授。
分類学者として多くの貝類の新種を記載する傍ら、環境省レッドリスト・レッドデータブックの編纂や軟体動物多様性学会の運営にも携わっている。
軟体動物多様性学会のTwitterアカウントの中の人として、貝類の分類、生態、保全について発信中。
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