作品内容
日本的思想と西洋哲学の融合を目指し、独自の和辻倫理学と呼ばれる哲学体系を築いた和辻哲郎。初期から晩年までの約60作品を収録した和辻哲郎全集の決定版です。
■目次
アフリカの文化
ある思想家の手紙
生きること作ること
院展遠望
院展日本画所感
埋もれた日本
エレオノラ・デュウゼ
岡倉先生の思い出
巨椋池の蓮
歌集『涌井』を読む
蝸牛の角
茸狩り
樹の根
京の四季
享楽人
『偶像再興』序言
偶像崇拝の心理
孔子
古寺巡礼
鎖国 日本の悲劇
自己の肯定と否定と
四十年前のエキスカージョン
「自然」を深めよ
城
人物埴輪の眼
すべての芽を培え
『青丘雑記』を読む
「ゼエレン・キェルケゴオル」序
世界の変革と芸術
創作の心理について
漱石の人物
地異印象記
月夜の東大寺南大門
停車場で感じたこと
寺田さんに最後に逢った時
寺田寅彦
転向
道元
藤村の個性
土下座
夏目先生の追憶
西の京の思ひ出
日本精神史研究
能面の様式
麦積山塑像の示唆するもの
初めて西田幾多郎の名を聞いたころ
非名誉教授の弁
風土
文楽座の人形芝居
ベエトォフェンの面
松風の音
面とペルソナ
夢
『劉生画集及芸術観』について
霊的本能主義
露伴先生の思い出
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