作品内容
奥州の名家である伊達家に生まれた政宗は、18歳にして家督を相続。会津に覇を唱えた蘆名氏を滅ぼし、南奥の諸家を従えるも、秀吉の天下統一の前に挫折する。その後、豊臣、徳川に従うが、たびたび謀反の噂が立ち、後半生も平穏ではなかった。膨大に残る政宗の書状から、「野望」と「忠誠」がせめぎ合う、70年の生涯を読み解く。
【目次(予定)】
序章 伊達政宗の書状
第一章 戦国大名・伊達政宗
一、父と駆け抜けた日々
二、苦戦する政宗
三、南奧の覇者誕生
四、家臣との付き合い
第二章 豊臣大名・伊達政宗
一、秀吉との出会い
二、奥羽仕置と「政宗別心」問題
三、朝鮮出兵と秀吉の死
第三章 近世大名・伊達政宗
一、関ヶ原合戦
二、仙台開府と慶長遣欧使節
三、大坂の陣
第四章 元和偃武の世
一、家康の死と時代の変化
二、晩年の政宗
終章 伊達政宗の人となりと死
一、政宗の趣味と教養
二、政宗の死
おわりに
+ 続きを読む