作品内容
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
★ 楽器のコンディションを保つノウハウが
この一冊できちんとわかる!
★ 楽器のしくみ・パーツの役割の理解から
日頃のお手入れ、保管方法、
付属品の使い方まで。
★ プロに依頼する場合のポイントや
職人のワザも詳しく解説!
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
私は学生時代に大学の管弦楽団に所属したのをきっかけに、
楽器の構造や仕組みに興味を持ち、
弦楽器職人の道へ進みました。
日本で弦楽器製作の基礎を学んだのち、
イタリアやドイツをはじめとしたヨーロッパの工房で研鑽を積み、
数多くの名器の修復に携わってきました。
長い歴史を持つ弦楽器の製作は、
さまざまな知識と技術が培われ今に伝わっています。
本場のヨーロッパで行われているリペアの技術は非常に高い一方、
日本では気候や風土の違いによって、
少し事情が異なるものもあります。
この本をまとめるにあたり、
日本とヨーロッパ、両方で経験を積んできた
私なりの考えを惜しみなくお伝えしようと工夫しました。
弦楽器を愛好されている方にとっては
すでにご存じのことも多いかもしれませんが、
いま一度、お持ちの楽器を見つめ直すきっかけに
していただければ幸いです。
日頃のお手入れはもちろん、
何かあったときの“常備薬"代わりにも
お役立てください。
茅根 健
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ 楽器編
知れば知るほど奥の深い弦楽器の仕組み
* 弦楽器の役割や特徴を理解し、メンテナンスに生かす
* 正確な各部の名称と役割の理解がメンテナンスの基本
* 大きさは違えど4種類とも基本構造はヴァイオリンとほぼ同じ
* 造形美の中にキラリと光る音を響かせる仕組み
* 音は出せても意外と知らない楽器の内部に迫る
* 音に影響する!? 弦楽器の素材の秘密
・・・など
☆ 実践編
自分でできる! 日頃のメンテナンスを大切にしよう
* 演奏していないときは、楽器の安全を第一に考えて!
* 自分でできる日頃のメンテナンスをマスターしよう
* 日頃のメンテナンスに必要な小物は最低限そろえておこう
* 楽器だけではなく、弓のアフターケアもお忘れなく
* 弓のパフォーマンスを最大限引きだそう
* 松ヤニを変えると音も変わる!? 弦と弓との仲を取り持つ名アシスト
・・・など
☆ 応用編
プロのリペアマンが教えるメンテナンスの奥義
* 知識と技術が必要なメンテナンスは迷わずプロに任せる
* 判断に迷ったらこのチャートでメンテナンス依頼の有無を判断!
* プロのメンテナンスは定期的にお願いするのがベター
* リペアマンの本領発揮! 楽器に合わせたカスタマイズが必要な駒
* 季節や年数の経過で変化が起きやすい糸巻き
* 常に手が触れる指板は使用頻度が高く劣化しやすい
・・・など
+ 続きを読む