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人生と自然

人生と自然

作者: 矢内原忠雄

価格 1,100(税込)
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作品内容

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書物にはそれぞれの歴史があると言われるが、本書には格別の歴史はない。本書の第一部五篇と第二部中の二篇翁ヨーロッパの大学視察談」および「渡米感想しは、前著『政治と人間』に含めて出版するつもりであったが、頁数の関係で別冊とされた。それらと組み合せて一冊とするような文章はないかと東大出版会から言われて、私のささやかな個人雑誌「嘉信」について、比較的新しい号(昭和三十一年度以降)の中から数篇を拾い出して、にわかに本書を編んだ次第である含三二篇は例外的に、古い号からも採った)。
 さきに東大出版会から発行された『政治と人間』には、「民主化と人間形成のために」という副題がつけてある。本書に集めた諸篇は、日本民主化と人間形成のための生きた資料として読んでいただきたい。その中には知名の人もあり、無名の人もあり、恥ずかしながら私自身の人生記録もある。年若い学生もあれば、老いた造園師もある。 一人の人間の生涯を思えば、どのような人にも深い味わいと意味とがある。えらい人だけが人間であるのではない。人生の失敗者と見られる人の生涯についてさえ、その人間形成失敗の跡を同情をもって見れば、そこにしみじみとした人間のあわれが思われて、われわれに愛と謙遜を教えるものがある。
 本書に集めた小さな文章を読まれた人々が、これによって人間のとうとさとあわれさを思い、人間形成のための参考として下さるならば、それはやがて日本民主化をつちかう下草にもなるであろうか。そうであり得るならば、本書も『政治と人間』の姉妹篇として、世に送り出される意味がないでもあるまい。
 本書の題名は、私どもが中学生の頃愛読した徳富蔵花の『自然と人生』からヒントを得た。もっとも私は麗花のような文章家でないから、それと比較してもらっては困るけれども。ただ人間を愛し、自然を愛する私の心情を汲んでいただければ幸いである。 昭和三十五年八月十七日 富士山麓山中湖畔の寓居にて(「序」)
目次

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宮部博士――人と生涯――
新渡戸先生の学問と講義
内村鑑三の読書
塚本虎二先生信仰五十年記念論文集 『聖書とその周辺』刊行に関連して
南原繁著『自由と国家の理念』を読んで
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欧州遊記
ヨーロッパの大学視察談
渡米感想
沖縄旅行
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私の人生遍歴
春三月
十月一日
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裾野の半日
一碧湖遠足の思い出
川西瑞夫君建碑式に
ある老人の死
思い出す人々 ある精神分裂病の青年・酒に飲まれた男
献山式
金沢常雄君召さる
富士登山
敗北の勝利
自然点描
養老の滝・早朝・夕暮・梅・海浜にて。鳥取砂丘・朝の散歩+ 続きを読む

作品情報

出版社
ジャンル 小説・文芸 > 文芸小説
掲載雑誌
レーベル名
シリーズ UP選書 関連シリーズ > 人生と自然
電子版発売日 2021/06/11
紙の本発売日 1975/07/01 ( 1970年代 )
ページ数: P220
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