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教育と人間

教育と人間

作者: 矢内原忠雄

価格 1,100(税込)
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作品内容

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本書は「自由と独立の精神」(昭和二十七年)および「道徳教育について」(昭和三十四年)の二つの講演を除き、他はすべて最近一年間に私のものした論文・講演・随筆を集めたものであって、実質的には前著『政治と人間』の続篇であるといってよい。編集の性質上、各篇の間にも、また前著との間にも論旨の重複をまぬかれないが、真理の言は何度くり返して語られても陳腐になることはなく、何度くり返して聞いても退屈になることはない。願うところは私の論述の中に、真理の一断片でもよいから、正しい言の合まれていることだけである。
 終戦後私の心を一貫して流れている願いは、日本の民主化と平和の理想の堅持である。日本の民主化は制度上は一応行きわたったように思われ、国民の気風の上にも民主的ムードができてきたように見えるが、民主主義の精神が国民の血となり肉となり、生活の中に民主主義が根をおろすまでにはまだなかなかである。かけ声の高いほどには、民主的な人間がてきあがっていず、民主的な制度が民主的に運営されず、かえって何かにつけてあともどりの徴候さえ見られることがある。民主化の根が浅いため、時の勢いに押されていつどうなるかわからないという心配が、私の心に消えない。民主的な人間形成が日本国民の中に行きわたるまでは、日本民主化のための叫びがなの日からあがらずにはいられないであろう。
 実用主義的な態度が、今日の段階において日本の民主化と平和の理想を健全に促進する方向にはたらくであろうか、それとも現状是認的、保守的傾向を支持して、日本の民主化と平和主義を皮相浅薄化する方向にはたらくか、それは導く者の責任であるとともに、導かれる国民の側の態度にもよることである。かかる中にあって最もおそるべきことは、世間の情勢に押されて、民主化と平和の理想を純粋に、遠慮なく叫ぶ声が国民の間に絶えることである。
 私は何とかの一つ覚えの例にもれず、以前も今も同じことを述べつづける。日本国民の間に民主主義が根をおろすように、平和の理想が堅持されるように。昔も今も変らぬこの同じ願いをこめて、この小著をも世に送ることにしたのである。(「はしがき」より)
目次
はしがき
  ?
日本民主化の将来
民主主義と教育
言論自由の思想的根拠
民主政治を蝕ばむもの
日本の民主化は可能であるか
  ?
平和の理想
宇宙と人間
教育の目ざす人間像
  ?
自由と独立の精神
世界の将来と青年の任務
道徳教育について
子供のために+ 続きを読む

作品情報

出版社
ジャンル 小説・文芸 > 文芸小説
掲載雑誌
レーベル名
シリーズ UP選書 関連シリーズ > 教育と人間
電子版発売日 2021/06/11
紙の本発売日 1973/07/01 ( 1970年代 )
ページ数: P220
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