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狭い海 ―岐路にたつ漁業と海洋開発―

狭い海 ―岐路にたつ漁業と海洋開発―

作者: 長崎福三

価格 1,100(税込)
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作品内容

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漁業には二つの基本的な問題があり、いわゆる漁業問題とはこの二つの組み合わせである。一つは天然の生物資源をどのように利用、管理していくかという課題であり、他の一つは、だれが、どこで、どれだけ、これを利用するかという配分の問題である。この二つの問題は国内漁業の場合にも国際漁業の場合にも共通している。
 海の魚類資源は万人の共同利用物であるために、有効な管理の実施をむずかしくしている面が多い。また、そのために、つねに配分について論議が絶えない。最近はとくに沿岸国の主張が強くなり、日本のような漁業国に対する風当たりはしだいに強くなってきている。魚類資源の管理と配分は車の両輪のように切り離せない関係に変わりつつある。漁業のもつこの宿命的な問題を巧みに調和させ、漁業の発展と安定を実現するという将来の課題に積極的に取り組むことが漁業国といわれる日本の姿勢ではないかと思う。
 本書では、このような問題に参考になると思われるいくつかの項目について纏めてみた。(「まえがき」より)
 二〇〇浬時代が予想以上に足ばやにやってきた。一九七六年から七七年前半にかけて、アメリカ、カナダ、ソ連、ヨーロッパ協同体、さらには日本自身も二〇〇浬漁業水域を設定し、日本漁業は大きな影響をうける結果になった。
 海洋法に関する世界の動きは一九七〇年代に入った数年間のうちに急速に動きだした。海洋法会議も回を重ねた。海洋法会議はまだ決着をみていないので、二〇〇浬経済水域が国際法として制度化されたわけではないが、各国は二〇〇浬をすでに国際的慣習とうけとり、独自の判断に基づいて二〇〇浬漁業水域を設け、沿岸国による漁業管轄を実施しはじめた。そして海はいっそうその狭さをますことになった。
 このような最近の変化は余りにも重要であり、漁業を含む日本の海洋利用に与える影響が大きいので、初版の内容に若干手を加え、二〇〇浬時代の解説を組み入れることとした。(「重版にあたって」より)
目次
まえがき
1 狭い海
 海の魚の所属 混乱している領海幅 領海内の魚 漁業水域 強くなった沿岸国 日本をめぐる漁業協定 分割された大陸棚 公海の漁業は自由か, 二〇〇浬への道
2 海からの生産
 海の生産力 世界の漁業生産 日本の漁業生産 もっととれる魚
3 海の魚は減っている
 とれば減る 減っている魚、ふえている魚 大漁・不漁 幻 の 魚 蒸発した七つ星
4 将来の課題
 水産物の需要と供給 魚群量を調節する 増殖と養殖 海は汚れている
5 海洋開発と漁業
 海洋開発の動き 開発と調和 二〇〇浬時代の漁業
資料 一九七六年時点における非公式単一交渉草案+ 続きを読む

作品情報

出版社
ジャンル 小説・文芸 > 文芸小説
掲載雑誌
レーベル名
シリーズ UP選書 関連シリーズ > 狭い海 ―岐路にたつ漁業と海洋開発―
電子版発売日 2021/06/11
紙の本発売日 1971/03/01 ( 1970年代 )
ページ数: P270
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