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日本の社会思想

日本の社会思想

作者: 隅谷三喜男

価格 1,100(税込)
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作品内容

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日本の社会思想史に関心をもつようになってから、二〇年の歳月がたっが、この問題を考える場合、私の念頭を離れなかった二つの問題意識があった。
 一つは、社会思想史の方法、あるいは、考え方についてである。もう一つの問題は、日本近代史におけるキリスト教の思想史的意義である。
 こういう問題意識をもって明治以降の社会思想を考察したとき、当然のことながらはっきり浮びあがってきたのが、伝統的共同体と近代的市民との対抗関係であった。それは具体的には、家・部落共同体さらには天皇制と、個人ないし自我との対決という形をとっている。本書をつらぬく第一の基調はこれである。だが、日本のように、共同体規制を温存させたままで、それを基盤に資本制関係が構築されていったところでは、近代的な個の解放が同時に社会的解放と結びつかざるをえなかった。その意味で、個の解放ははじめから二重の課題をになわされていたのであり、一方では、キリスト教が社会主義思想と結びつくとともに、他方では社会主義のなかに個人主義が生き続け、アナーキズムのような思想が、強力になる基盤をもったのである。これが本書の第二の基調である。(「はしがき」より)
目次
はしがき
プロローグ 日本におけるキリスト教―― 社会思想史的接近――
? 日本社会とキリスト教の受容…
 1 植村正久と日本のキリスト教
 2 中産階級の成立とキリスト教
 3 労働階級の形成とキリスト教
? 家族主義の再編と人間の解放…
 4 国民的ヴィジョンの崩壊と再建
  一 はしがき/二 国家的ヴィジョンの喪失/三 大衆統合の機構と思想/四 大衆とその思想
 5 社会運動における心理と論理
  一 「修身斉家」と「権利」の思想/二 「名分」論と心情論/三 組合主義と「階級意識」/四 むすび/付論 人間解放の使徒 賀川豊彦
? 明治キリスト教社会運動史
 6 片山潜と「社会的キリスト教」
  付論1 社会事業家 片山潜/付論2 実践的思想家 片山潜
 7 日鉄機関方の争議と石田六次郎
 8 鉱夫の友 永岡鶴蔵
 9 日本社会の根原的批判者 木下尚江 
 10 反戦運動と青年キリスト者
? 社会運動機関誌の思想
 11 『労働世界』の思想と運動 
 12 『平民新聞』の運動と運命 
 13 『新紀元』のキリスト教と社会主義
エピローグ 日本の近代化とキリスト教
あとがき+ 続きを読む

作品情報

出版社
ジャンル 小説・文芸 > 文芸小説
掲載雑誌
レーベル名
シリーズ UP選書 関連シリーズ > 日本の社会思想
電子版発売日 2021/06/11
紙の本発売日 1968/11/01 ( 1960年代 )
ページ数: P280
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