作品内容
静岡県浜松市の、ある中小企業の環境への取り組みが、
国連に評価され、公式ホームページで紹介されました。
なぜ、このような驚くべきことが起きたのでしょう。
独自の手法で会社を伸ばし続けるカリスマ経営者として、
テレビなどで紹介されているのが、
本書の著者、蓬台浩明氏です。
このたびは8冊目の著作となります。
他の経営者から著者はよく
「なぜ御社では、コストをかけてまで、環境への取り組みを始めたのか」と
質問されるといいます。
そのときの返答は決まっています。
「正しいことだと、信じているからです」と。
すると、ほとんどの質問者は困惑し、沈黙するそうです。
多くの経営者は、『利他の精神』ではなく、『自我意識』で経営している――。
目先の損得で考えており、物事の善悪で考えていないために、
私の返答の真意が伝わらない、と著者はいいます。
正しいことをする、曲がったことはしないという、
しっかりした価値観を貫く企業は、
優秀な人材を呼び込み、ブランド価値を高め、
顧客や取引先の信頼を勝ち得ると、
著者は考え、日々、実践しています。
つまり『利他の精神』を含めてのモラル(道徳)をベースにした経営こそが、
これからの時代の主流になるというのです。
社員が仕事に誇りを持ち、
会社に誇りを持ち、
働いて生活をしている地域に誇りを持つ。
こうした誇りを備えた企業だけが、
これからの時代に生き残れると、著者は本書で訴えています。
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