作者: 鳴海ゆき / 藤原眞莉
※WebIDからdアカウントへ移行すると、dポイントをためる・つかうことができます。詳しくは こちら
むかし、歌詠みの家に生まれた、歌の不得手な女がいた。その女の名乗る名は、梛子。清少納言の侯名を賜る彼女は、中宮定子の住まう登華殿に侯い、日々を暮らしている。そこでは、華やかなこと、苦々しいことが次々と起こる。だからこそ梛子は、其処こそが自らを活かし生かす場所なのだと、信じている。――暦は、如月。定子をはじめとする中関白家の隆盛は、華々しいものに見えたが……。 + 続きを読む
カートに入れる
現在N巻まで配信中
表示切替 :