作者: 鳴海ゆき / 藤原眞莉
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熊野の神より晴明の妻と定められた陵王の体調がこのところ優れない。晴明は陰陽寮の学生として師走の宮中を走り回っている。安倍の邸では父保名がそんな二人に苛立っていた。そんな折、保憲の北の方文姫から陵王に文が届いた。産前産後の穢れから護る役を頼まれたのだ。自らの身を顧みず勘解由小路(かでのこうじ)の邸に入った陵王だったが、或る夜二人を乗せた車が突如炎上するという事件が起こった。 + 続きを読む
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