作品内容
大学で、数学理論を研究する氷見孝一郎は、24歳の数学バカ。助手の仕事のかたわら博士を目ざしているのだが、本当に世事には疎い。ある日氷見は、大学にテキストを納入している出版社の社長・影山大の接待を受ける。“なんで自分を…”と訝るが、口も腰も軽い影山に、ある種の魅力を感じたのも事実。ところが、料亭で酒を汲みかわすうち、影山は、その本性を現し、酔った氷見を翻弄! 初な青年の身体を奪ってしまう!! しかしそれは氷見自身が、心の奥底に封印した自らの性癖でもあった。暴かれてしまった氷見。暴いた影山。この二人、いったいどうなるの!? 大人の恋、男の恋を鮮烈に描く問題作!!
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