作者: 檀良彦
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タラワ・ボルネオ沖海空戦で米英艦隊を叩きのめした日本軍は、熱帯性低気圧に紛れて遁走する米主力空母部隊を発見すべく、大規模な「黎明索敵線」を展開し、総攻撃の機会を狙っていた。一方、米海軍はギルバート諸島に潜水艦隊「海狼」を集結させ、日本の第二次給油艦隊を撃沈すべく「狼群戦法」を展開する。他方、大西長官率いる「第三機動航艦」はマレー半島を攻撃し、陸軍と共同でシンガポールの「鋏状作戦」を図ろうとしていた。まさに今、環太平洋戦争の序盤戦の雌雄を決する時が訪れる。 + 続きを読む
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