• OFF
  • ON
シークレットモード
中上健次 電子全集14 『ジャズと演歌と都はるみ』

中上健次 電子全集14 『ジャズと演歌と都はるみ』

作者: 中上健次

価格 2140(税込)
獲得dポイント 19 PT

※WebIDからdアカウントへ移行すると、dポイントをためる・つかうことができます。詳しくは こちら

作品内容

「浪花節とクラシックの奇跡的な綜合がジャズだ」と語る中上の音楽観とジャズへの思い、“友”都はるみとの交友を描く。

『天の歌 小説 都はるみ』は、現代の歌姫に捧げられた半生記的実名小説。中上健次と都はるみは、作家と歌手という仕切りを越えて人間として親密な友愛を育んだ。中上は「普通のおばさん」に戻りたいと芸能界を去った都はるみの、歌手復活の影のプロデューサーでもあった。文学と芸能が上下の関係にないように、中上に浪花節(なにわぶし)とクラシックも横並びにある音楽ジャンルであり、一方が大衆向けの俗謡で、他方が高尚な西洋音楽なのではなかった。上京後、ジャズにのめり込むようになったのは、そこに二つの音楽ジャンルの綜合が奇跡的に実現されているように思われたからだと、そのユニークな発見の経緯を語っている。バッハのブランデンブルク協奏曲を聴きながら、代表作『枯木灘』を書いたという中上は、芸能、文化から政治、経済まで縦のヒエラルキーを横に倒すことで、ラディカルな価値転倒を試みた。都はるみとは、そうした方法意識を実践した作家が出会った同時代の貴重な「タレント」だったのである。
『ジャズと爆弾』の対談相手・村上龍は、六歳下の芥川賞作家。中上の切り開いた、「戦後文学」の突破口を彼は別の方法で押し広げたと言えるだろう。

【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
※この作品にはカラー写真が含まれます。 + 続きを読む

作品情報

出版社
ジャンル 小説・文芸 > 文芸小説
掲載雑誌
レーベル名 中上健次電子全集
シリーズ 紀州サーガ 関連シリーズ > 中上健次 電子全集
電子版発売日 2017/05/19
紙の本発売日
ページ数:  
対応端末
  • カートに入れる

  • ほしい物リストへ
  • ひかりTVブック BLレーベル『pirka2(ピリカピリカ)』

現在N巻まで配信中

表示切替 :

表示大 詳 細
全巻カートに入れる 未購入巻全てカートに入れる
全巻カートに入れる 未購入巻全てカートに入れる

作者の他作品

関連シリーズ

中上健次電子全集の関連作品

文芸小説のランキング

一覧 》
  • 週間
  • 月間