作者: 栗本薫
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全世界がぼくの敵だった。ミラは自ら命を絶ち、ファンは永遠に去っていった。イヴとレダとの出会いに端を発した事件は、理想社会たらんとするシティそのものを巻き込み、ついには人類の存亡を左右する重大事となってゆくのだが、自己に目覚めたイヴは、レダへの愛を確かなものにしてゆく。多くのものを失いながらも歩き始める少年の成長を鮮やかに描き、人類のあり方に問題を投げかける未来SF大作完結篇。 + 続きを読む
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