作者: 志賀公江
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21歳の若さで亡くなった芙美子。彼女の夫だった一郎は、再婚後も雨の季節になると、芙美子の実家へ泊り込みで法事をしにやって来る。そこには幼いころから一郎がやってくるのをなによりも楽しみにしている、芙美子の妹の晶子がいた。今年は芙美子の10回忌。一郎は今年もやってきた。しかし一郎が、家族同様の付き合いに今年で区切りをつけると言い出し、一郎を誰よりも愛していた晶子は打ちのめされる。 短編3本収録。+ 続きを読む
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