作者: 池田美代子 / 戸部淑
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眠りつづける雛子のからだには、あきらかな変化があらわれていた。皮膚に梵字がうかびあがっていたのだ。ルナやナナセとおなじく、妖怪の血をひいているのかもしれない。眠り続けていた雛子は、「丑寅」の方角から呼ばれる夢を見ていた。雛子が目覚め、「丑寅」=東北へと向かうルナたち。そこでは、予想通り、透門ナナセが待ち受けていた。最後の戦いの火ぶたが、まさに切られようとしていた!! + 続きを読む
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