作品内容
ついに揺らぎ始めた「アベノミクス」!
BLOGOSなどでも人気の著者が、徹底的に裏を取り、アベノミクスのなにが真実でなにが嘘だったのかをわかりやすく解説!
国民は過剰な期待を抱き、有識者たちは根拠の怪しい賛辞と批判を繰り返してきたアベノミクス。
本書では第1章から第5章まで、アベノミクスにまつわり湧き起こっている様々な議論を整理し、
見え難くなってきた「アベノミクスの本質」を浮かび上がらせることで、アベノミクスが導く方向性を明らかにしていきます。
さらに第6章ではどのようにアベノミクス後の社会を生き抜けばいいのかについて考えていきます。
【目次】
●はじめに
●第1章 必ずしも国民に優しくない「アベノミクス」
・円高・株高は痛みを和らげる麻酔
・企業が儲かれば、労働環境は良くなるか?
・円安・株高でももう遅い! 崩壊した厚生年金基金制度
など
●第2章 「大胆な金融緩和」にまつわる「錯覚」と「誤解」
・実は目標を外していた「黒田バズーカ」
・「2%の物価安定目標」その根拠はどこに?
・白川元総裁の誤算
・物価が上がれば、賃金も上がるのか?
・ハイパーインフレは起きるのか?
・デフレが懸念され始めた欧州
など
●第3章 最も人気のない「機動的な財政政策」
・国民の「不信」に働きかける政策
・「機動的な財政政策」は「大胆な金融緩和」の重要なパートナー
・「日本国債暴落」は本当に起こるのか?
・「借入先」を無視した片手落ちの議論
・「日本は借金大国」というのは本当か?
・「サラ金」から資金を借りようと頑張る財務省
など
●第4章 誤解された「成長戦略」が国民に痛みを与える
・勇ましいスローガンでごまかされる「痛み」の説明
・アジアの参加国が少なすぎるTPP
・中国の経済成長神話
・進む「一物一価」時代
など
●第5章 アベノミクスの本質と、アベノミクスが導く社会
・国民全体が「いい思い」をできるわけではない
・成長戦略を練るのは、これまでのルールでの成功者たち
・アベノミクスが葬り去る「一億総中流」
・証券・運用業界の凋落
・成果主義で奪い取られた忠誠心とモラル
など
●第6章 アベノミクス後の社会をどのように生き抜くか
●最後に
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