作者: 坪内稔典
※WebIDからdアカウントへ移行すると、dポイントをためる・つかうことができます。詳しくは こちら
漱石は親友子規の感化で俳句をつくり生涯におよそ二六○○句を残している。明治二十八~三十二年はとりわけ熱心に作句にはげんだ時期で、子規はこの頃の漱石の俳句を評して意匠が斬新で句法もまた自在だといった。漱石の作品は俳句というこの簡便で小なるものの楽しみを多彩に示しているのである。八四八句を抄して脚註を付す。 + 続きを読む
カートに入れる
現在N巻まで配信中
表示切替 :