満つる月の如し　仏師・定朝

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作品内容

藤原氏一族が権勢を誇る平安時代。内供奉(ないぐぶ)に任じられた僧侶隆範(りゅうはん)は、才気溢れた年若き仏師定朝(じょうちょう)の修繕した仏に深く感動し、その後見人となる。道長をはじめとする貴族のみならず、一般庶民も定朝の仏像を心の拠り所としていた。しかし、定朝は煩悶していた。貧困、疫病に苦しむ人々の前で、己の作った仏像にどんな意味があるのか、と。やがて二人は権謀術数の渦中に飲み込まれ……。（第32回新田次郎文学賞受賞作） + 続きを読む

作品情報

出版社	徳間書店
ジャンル	小説・文芸 > 文芸小説
掲載雑誌
レーベル名	徳間文庫
シリーズ
電子版発売日	2014/10/17
紙の本発売日	2014/10/15 ( 2010年代 )
ページ数：	P480
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