作品内容
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公家出身の政治家、西園寺公望は「教養ある市民の育成」や「女子教育の重要性」を訴えるなど当時としてはリベラルな考えの持ち主であったことで知られている。
そんな彼は若き日、大村益次郎の推薦でフランスに留学し、普仏戦争後の混乱したパリで10年近くヨーロッパの思想や知識を学んだ。その間には後の首相クレマンソーや中江兆民ら留学生と親交を深める機会もあり、この人脈は帰国後も活かされている。
「欧羅巴紀遊抜書」はそんな西園寺の国際的な考えがうかがえる一冊。本書は、昭和7(1932)年に出版されたものの電子書籍版。
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