作品内容
売れないシンガーのイジーは、姉の婚約披露パーティで、王室が用意したバンドの隙をついてステージに立った。ある大規模コンサートの総責任者であるプリンス・マッテオに、是が非でも私の歌を聴いてもらって印象づけなければ。だがピンヒールにスパンコールをちりばめたドレスを着たイジーは、歌の途中でマッテオにステージから引きずり下ろされてしまう。ああ、でも、やっと王子と2人きりになれた。この機会を生かすのよ。イジーは懸命にアピールをするが、マッテオはただ冷たく告げた。「王室の顔に泥を塗った君を会場に戻すわけにはいかない」そう言って連れていかれたのは、マッテオの邸宅だった!■ミニシリーズ〈地中海で恋して〉5作目です。2012年度のRITA賞受賞作家サラ・モーガンが、王子と無邪気なヒロインの許されない恋のゆくえを描きます。
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