作品内容
ノッコの舌は夏夫の顎に移り、のどのまわりを這い、胸に移っていく。それにつれて赤い胸の二つのとんがりの先も、軽く、強く押しつけられながら下降していく。とうぜんのことに、ひとかたまりのざらつきの感じも、へそから下腹へ、つぎには小さなペテン師自身の上へ、さらには太腿へと移動していく。しながらノッコは荒い息を吐き、身もだえる。大学生というのは嘘で、ほんとはソープランド嬢ではないかと思うほど、その身ごなしはシャボン・ダンスに似ている。とりわけ彼女の舌が執着を示したのは、へそだった。まるでとがらした舌先で、中のゴマを取るんだ、というふうに丹念に、それは動いた。
+ 続きを読む