作品内容
全身がまるで砂時計のような曲線を描きだしている。下腹部のしげみは薄い。うしろ手に手を突いて、腰を突きだしぎみにしているから、太腿のあいだのふだんは陰になっている亀裂がやや上向きになって、桜沢を見あげるような角度になっていた。「………」ごくっと生唾を飲みこんで、桜沢は、理緒の中心に顔を近づけた。ふっくらとした白い肉丘の、産毛ほどのしげみが、水に濡れて、かえって目立つようになっていた。中心に向かって、磁石で砂鉄を集めたように、きれいな流れを作っている。肉丘の裾のほうだけ、濃いしげみがよじれた………
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