作品内容
「言ってみて……、織部課長のなにがおいしいのかしら?」「おち……んこ、よ。おいしいの」織部を唇の間から解放しておいて、佐伯左千子がかぶりを振りたてて含み笑いを洩らしながら言い放ち、ふたたび織部太一のはちきれんばかりにつややかに光る鰓のふくらみに吸いついていった。「飲みたいのでしょう、あなた?」智世の言葉に、左千子は頷きをくり返して、頬をすぼめて織部を吸いたてはじめた。「むうっ、ううッ……」放射寸前の快美な一瞬に、織部はうめいた。「織部さん、飲ませてあげて――」智世に煽り立てられなくとも、織部は放射の瞬間を迎えていた。
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