作者: 宇能鴻一郎
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月が出ていました。庭下駄をはいて、あたしは下に降りた。いま、自分が古田さんや夫としたことがウソのようでした。それでも古田さんのすべすべした下腹の感触や、夫のざらついた硬い肌ざわりは、いまでもあたしの体に、ありありと残っているのです。二人のそれぞれにちがった体臭さえ……。禁断の体験を綴る短編集。 + 続きを読む
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