作者: 岡江多紀
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「いい」「俺も…。いいよ」そう言った周一が美佳の頭の後ろに手をあてがうと、押し倒すようにのしかかってきた。脚と脚がもつれた。身動きがとれないまま、周一の身体の下敷きになった左脚に、一瞬、鋭い痛みを覚えた。それでも結合はほどけなかった。 + 続きを読む
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