作者: 日下圭介
※WebIDからdアカウントへ移行すると、dポイントをためる・つかうことができます。詳しくは こちら
福島二本松の街並みが提灯祭に沸く大正三年秋、逗留する男女二人の苦境を知った宿の主人は、大枚五百円を用立てた。竹久夢二と名乗る男は葡萄酒を贈り、宿の女中多鶴に一枚の絵を描き残して去る。その翌月、宿主夫婦が服毒死体で発見された。数年後、東京で世帯を持った多鶴は、ある日、夢二に会うと言い残して失踪、土蔵の中から死体で見つかった。傍らには灰になった夢二の絵が……。傑作長篇推理。 + 続きを読む
カートに入れる
現在N巻まで配信中
表示切替 :