作品内容
精緻にしてキュート、清冽で伸びやか。野間文芸新人賞作家が放つ恋愛長編!
実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」といわれる。4年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げた。彼女は、1年間(結婚の)練習をしよう、といってくれた。愛犬も一命を取り留めた。愛犬の回復→バイク修理→プロポーズ。幸せの連続線はこのままどこまでも続くんだ、と思っていた――)
1969年岐阜県生まれ。
2002年、「リレキショ」で「文藝賞」を受賞しデビュー。
「夏休み」が芥川賞候補に。
「ぐるぐるまわるすべり台」で 「野間文芸新人賞」を受賞。
ほかに「絶対、最強の恋のうた」「あなたがここにいて欲しい」など。
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