作品内容
東京の名門校、秀麗学院高校三年の不破涼(ふわりょう)は、天涯孤独の身の上だ。夜の仕事をしながら、必死に生活を支えていた。そんな涼がある日、ふとしたことから、近所のお屋敷町に住む少年と知り合いになった。少年の家は、そのお屋敷町の中でも群を抜く立派な家である。正門をくぐった向こうは、まるでイギリスを思わせるような美しさであった。広大な敷地に建っているのは、ため息の出るような、優雅でレトロな煉瓦(れんが)造りの家…。少年の屋敷に出入りするうちに、涼に不思議な出来事が、次々と起こるようになる…。昭和浪漫(ロマン)溢れるミステリアス・ストーリー。
+ 続きを読む