作品内容
名門秀麗学院高校三年、花月那智(かげつなち)は日舞の家元の一人息子だ。学院では、『闇の仕事人』として暗躍している。 一見、無敵に見える那智だが、ある朝突然、言葉がしゃべれなくなってしまう。愛犬の死が彼に精神的ショックを与えていたのだ。親友の不破涼(ふわりょう)と、桜井悠里(さくらいゆうり)は、那智の心の傷を癒そうと温泉旅行を計画する。向かう先は関東の誇る温泉卿『箱根』。神域箱根の山が那智に与えた力とは…? そして霧深い不思議の森に現れたものは、那智の心を救う鍵となるのか…? 果たして、この無敵の十七歳、花月那智に、笑顔の戻る日は来るのだろうか…?
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