作品内容
正月、わがままな親戚(しんせき)連中が帰り、浅川将(あさかわまさる)がほっとしていると、田舎(いなか)に行っていた愛(いと)しい尾鷲悠次(おわせゆうじ)が戻ってきた。 だが、また事件。タマが足に血を付けて外から帰ったのだ。怪猫(かいびよう)によると、道で大きな血溜(ちだ)まりを踏み、その直前に凄(すご)く殺気立った男とすれ違ったという。しかも血は人間のものだと断言。懐中電灯を持ち、タマの誘導で現場に赴(おもむ)く主従。浅川家からさほど遠くない住宅地である。警官も来たが、血だけでは警察は動かないらしい。たまにしか役に立たないと将に言われたタマは傷つき、悠次と共に例の男を探し始める。そして神奈川の造成地でバラバラ死体が発見された…!!
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