作品内容
珠子は、法廷の場で、遂に喜里丘中学校の副校長・雨木と対峙する。被告代理人である直之から、明日香との思い出について尋ねられた雨木は、彼女とはたわいのない会話をしながらよく一緒に下校した、と答えた。さらに、そういった交流の中で、明日香から将来の夢を聞いた、と語り、涙をこらえる雨木。珠子は、そんな雨木の姿に、不審を抱く。同じころ、耕平は、早紀とともに、希美や戸板、八幡、熊沢に声をかけた。兼良陸が、自分の父親を児童買春で告発したこと、そして明日香たちへのいじめを認めていることを皆に打ち明け、協力を求めようと考えたのだ。
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