滴声
 
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滴声

通常価格 ¥2057(税込)
通常ポイント 20PT
作者 森田海径子
出版社 歩行社
電子版発売日 2013/09/13
ジャンル 書籍 > 文芸

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滴声の商品説明:

この詩集は三章から構成されている。
第一章は十編の作品。花と人のみちができる過程を中国の故事と村里の実事を重ねあわせ、そこに自分の情感を滲透させた秀逸な作品「小径」。許されぬという社会通念の道行、その結納の何十年ぶりの有様に安堵する心情が見事な「あまらんさす」。心境を具象化する抒情「みたらし水路」。女系の伝承が優しく響いてくる「母子草くさもち」。庭先の樹に幾種類もの鳥たちが輪潜りをしている光景を、地球もひとつの巣とする視点を思索する作品「巣」。その構成と終連の団居(まどい)の設定は卓出した秀作である。
第二章は九編の作品。巨木の林立する村里の神社。そこには人形流しといって悩める人の傷ついている身体の部位を記して、湧水の流れに委すことで癒されるといわれる祭事がある。そこの水琴窟の水音を滴声といっている。この短・深・鋭の詩は珠玉の出来栄えとなっている。作品「幸せ層」「折鶴」「糸車」「しののめ橋」などの佳品はぐるりへの愛の作品である。詩人のしなやかで品好しの感性に共鳴、共感をおぼえる。
第三章は九編の作品。反抗期の不協和音をうち消して、母親としての日差しがよい「娘I」。靜好な感情が端正に詩化された「娘II」。自分を映すだしている「あさがおの花」「三面鏡」「雨」。いろいろな思いを詩という姿に表現する資質こそ、森田海径子の詩姿といえるものである。
しっとりとした抒情に過分な湿気がなく、それが独自のさわやかさを揮発させてくる詩群は読者に静座させる力量とあいまって、好詩集となっている。

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