作品内容
「すぐこちらに来てくれないか。きみの助けが必要なんだ」大会社の重役であるマシューからの電話に、スザンナは青ざめた。彼とは3年前に1度会っただけ。隣には、彼の妻がいた。だがその妻はすでに亡くなり、ひとり息子は重病で入院しているという。しかもある理由で、息子を助けられるのはスザンナひとりなのだ。どうして断れるだろう?飛行機に飛び乗った彼女はマシューに迎えられ、自宅へ招かれる。重荷を背負い、疲れた様子の彼を見ると、スザンナの胸はうずいた。彼をこの腕に抱いて慰め、心の傷を癒してあげたい。やがて、言葉を交わすうちにふたりの体が触れ、唇が触れあって……。■〈狂熱の恋人たち〉2話目は、日本語版初登場の実力派作家、レイチェル・ベイリーによるセレブな気分を満喫いただける作品です。
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