作者: 倉橋燿子
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旧友たちとのクリスマス・パーティーの帰り道は、自然と健太郎と二人になった。私たちは二人とも、かなり疲れていた。足取りも重い。「どうして……」私はつぶやく。「私たちはこうなっちゃったのかしら」私の声は、健太郎にきこえないほど小さくはないのに、彼の耳には届かない。もう何も届かない。人気大河小説『風を道しるべに…』の続編第2巻。 + 続きを読む
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