作者: 山路薫
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「やはり、そろそろ潮時か」と、湯槽につかりながらぼんやり考えた。つきあって一年になる涼子とのことである。いっこうに脱ごうとしない羞恥心の鎧が、このごろ文彦の手に余るのだ。要は自意識過剰なのだ。この過剰な自意識を、どうやったら打ち砕くことができるかを思案した文彦の脳裏に、ある妙案が浮かんだ…。 + 続きを読む
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